Love & Peaceじゃだめかしら。

雨やどりをしよう。

生まれて来たからには、みんな一緒に幸せがいい。この地球で雨やどりをしよう。今よりもう少しだけゆるく幸せな世界を提案したい、24歳♀による(ちょっぴり)哲学的ブログ

私たちに立ちはだかった、英語という壁。その後に残るものは…

 

 

 

 

 

 

スウェーデン人のペトリは、英語がとても上手だった。

彼の母国語はもちろんスウェーデン語。

 

(ペトリは、アイルランドで出会った男の子。)

彼との出会いについてはこちらの記事より↓

 

 

 

 

 

WWOOF(ウーフ:ファームステイ)先のサイモンさんの家では、毎晩のように長〜い議論の時間があった。

サイモンさんの投げかける数々の難しい議題にたじろぐ様子もなく、英語でしっかり応えるペトリ。

 

 

 

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一方私たちはというと、難しい話題になると話にほとんど加われませんでした…(>_<)

まず単語が難しい。何か意見があっても、話の展開の早さに乗って発言なんてできないし、普段考えないような話題が出たりすると意見すらうまく出てこないし、ひどい時には、何について話が進んでいるかもイマイチ理解できていなかった…。

 

 

 

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こんな時間の中、私たちの心はこてんぱんに打ちのめされました。

その分、英語はめちゃくちゃ鍛えられたのだけど、それよりももっと恥ずかしい思いをたくさんしたし、辛かった…。

 

 

ああ…英語、怖い!!

英語に対する苦手意識は、一向に薄まる様子はありませんでした。

 

 

 

後になって「ペトリは、どうやって英語を勉強したの?」と聞くと…

 

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だそう。

 

 

 

そうなんだ…

私たちの英語が彼ほど上手でない言い訳にはならないけれど、ヨーロッパ人にとって、英語はあまりにも生活に密着しているというのは事実みたい。

 

 

 

 

 

ヨーロッパ人の中に入ると、その中に飛び交う高い英語力に日本人がついていけないというのはよくある話。

 

ヨーロッパ人と言っても色んな人種がいるよね…と前回の記事で言ったものの、言語に関してはやっぱり、ヨーロッパ人は「ヨーロッパ人」であるのと同じに、日本人は「アジア人」なんだ。

英語でつまずく度に、ヨーロッパ人とアジア人を分かつそこには、大きな壁があるんだなあ…と感じてしまいました。

 

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話についていけない時間は続き、気がつくと話題はいつの間にか「北朝鮮」について…

 

 

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いつにも増して熱く語るサイモンさん。

 

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彼は何を言いたいの?何を伝えたいの!?

理解したいのに、何か言いたいのに、分からなさすぎて不甲斐なさすぎて、何もできなくて悲しくなってくる…

 

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ペトリはしっかり相槌して、話分かってる感じだし…

 

 

 

 

ああ…⤵︎

杏ちゃん、立ちはだかる英語の壁は高いね、私たち、これからやっていけるかな…

自分が情けなくなってくる。なんだかとてもツライね。。。

 

と葛藤する中、杏ちゃんをチラリと見やると…

 

 

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「アン!!どうしたんだ!」

席を立って杏ちゃんのもとに駆け寄るサイモンさん。

 

 

「すみません、私、あなたが話していることをうまく理解できなくて…

私たちは英語が上手じゃなくて、ごめんなさい。」

 

 

 

 

 

 

するとサイモンさんは、

 

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「ごめんね、アン。君を混乱させるつもりはなかったんだ…

あのね、よく聞いて。君たちは全く文化の違う場所からここに来ているんだ。

それはとても難しいこと。とても大きなチャレンジで、もし僕が君と同じことをやれと言われたら、絶対できない。君はとてもよくやっているよ。素晴らしいよ。

 

それにね、アン、コミニュケーションは必ずしも言葉だけじゃないんだ。

分かるだろう?表情や仕草、その人の雰囲気…、きみは、とても良い空気をこの家に運んできてくれてるよ。それだけでもとても意味のあることなんだよ。」

 

 

 

 

 

 

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サイモンさんは、私たちとの文化の違いをとてもよく想像してくれて、理解してくれて、その上で、言語の違いはコミニュケーションにおいては一番の重要ごとではないと言ってくれた。

 

なんだかとても、救われたよね…。。

ここに来てよかったと思った。

 

 

 

 

すると。

 

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とペトリも話しかけて来てくれました。

 

 

 

「去年、フランスを旅していたときのことなんだけど、パリで出会ったあるフランス人が、これが全く英語が喋れなかったんだ!マイ、ネーム、イズすらまともに言えてなかったんだよ!!信じられる?

ヨーロッパの中でもそんな人がいたり、英語が全然通じなくて旅行に困る国もあるんだから、アジア人である君がそんなに英語ができるのはすごいと思うよ。ほら、日常会話では全く困らないじゃないか。」

 

 

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2人の優しさに胸を打たれた杏ちゃん。

 

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と一生懸命に決意を表しました。

私までもらい泣きしてしまいそうな、感動的な瞬間だった。

 

 

 

 

 

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サイモンさんは、少し黙って、次の瞬間、杏ちゃんにこう言いました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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……っつ、通じてないんかいっ!!

(今、いいセリフのとこよ。)

つらいわ笑

 

 

 

 

まあ、彼らに慰めてはもらったけれど、結局のところ私たちが携えていた英語はこんなふうに欠陥だらけだったってこと笑

でもこの英語でなんとか3ヶ月やってこれたのだから、サイモンさんの言う通り、やっぱりコミニュケーションは言語だけじゃない、というのは、あながち間違いでは、なかったような。。。

(でもやっぱり英語ができるに越したことはないですが!!)

 

 

 

 

英語という壁を取っ払って、最後に残るものは、伝わるものは、その人の心。優しさ。人間が共通して持ち得る、心の温かいところ。

2人のそういうものは、英語が完璧に通じる環境じゃなくてもしっかり感じることができた。

肩肘張って会話なんかする必要はなくって、心を伝える手段には、必ずしも言葉だけじゃないんだなあ。

それは例え、日本人同士だとしても。

 

 

そんなことを思ったヨーロッパ旅行でした。

 

 

 

 

 

 

■(オマケ↓)

 

その日の夕飯終わり、議論の中で分からなかったところを少しでも理解しておこうと、ペトリに聞いに行った杏ちゃん。(杏ちゃんのその、いつもひたむきで素直なところが本当に尊敬!)

 

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するとペトリ。

 

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え?

 

 

 

 

 

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なんだ、ペトリも全部分かってたわけじゃないんだ。

(「好きなんじゃない?」っておい笑)

ペトリは優しくて真面目で、でもどこかぬけてるんだよなあ!笑

 

 

 

最後まで読んでくれてありがとうございました!

これからも当ブログでは旅のエピソードについて公開していきます。ぜひぜひチェック\(^o^)/

記事が気に入ってくれたら、お友だちにシェアしてくれたら嬉しいです(o^^o)

 

 

 

最後に、私の好きな言葉。

 

 

*・゜゚・*:.。..。.:*・'・*:.。. .。.:*・゜゚・*

 

同じ人類として共通して持っている大切な部分に目を向けよう。

 

   ー松本零士『君たちは夢をどう叶えるか』より

 

*・゜゚・*:.。..。.:*・'・*:.。. .。.:*・゜゚・*

 

 

 

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スウェーデン人・ペトリのこと。ーあなたはヨーロッパ人?スウェーデン人?

 

 

 

「もうすぐ、スウェーデン人の男の子がひとり来るよ。」

と教えてくれたのは、WWOOF(ウーフ:ファームステイ)のホストのサイモンさん。

 

舞台はアイルランド、ミーズ州。この旅2軒目のWWOOF(ファームステイ)滞在中のこと。

(※ミーズ州での滞在記はこちら↓)

 

 

 

 

 

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とのこと。そんなこともあるんだなあ。

「じゃ、彼は何日に来るんですか?」

「うーん、ボクもよく分からない!明日か明後日か、その後か…よく分かんない!!」

 

 

 

 

(ヨーロッパ人同士って、日時とかの取り決めがほーんと大雑把。)

 

 

 

 

 

ということで予期せず私たちには初めてのWWOOF仲間が出来ることになったのでした!

 

 

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それから数日後。

私たちが外出先から帰宅した時に、彼はとつぜん登場しました。

 

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おお!到着したんだ!

 

 

背が高く、おっとりしている彼。金髪に青い瞳。

 

「はじめまして、日本から来たフキとアンです。」

「ハロー、はじめまして。スウェーデン出身のペトリです。一週間よろしくね。」

 

 

とあいさつを交わし、そこからみんなで夕食が始まりました。

 

 

 

 

 

 

ところでペトリ、何者なんだろう。。WWOOFをやってるってことは、旅人…?

 

「今、僕はアイルランド中でWWOOFをやりながら旅しているよ。」とペトリ。

 

「僕は今27歳。数年前、大学を卒業してから、しばらくはノルウェーで働いてお金を貯めてたんだ。それで去年は世界中を旅してたんだ。そうするうちに、アイルランドが好きになったんだ!いつかはアイルランドに移住するのが僕の夢!

 

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「へー!外国に移住なんてすごい!大きな決断だね。」

 

とペトリに言うと…

 

 

「いや、ぼくらヨーロッパの人たちにとって、ヨーロッパ圏内なら、他の国で働いたりそこで暮らすことは結構簡単なんだよ。ビザもいらない場合が多いし。

スウェーデン人も、移住とまではいかなくとも、若いうちは外国に出て働く人が多いんだ。特にノルウェースウェーデンで働くより給料が格段に良いからさ。」

 

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そっか。ヨーロッパの中って、国と国とがすごく開かれているんだなあ。

なにせ、EU圏内の国籍を持っている人なら、パスポート無しでも国同士を行き来できちゃうし。

EU加盟に関していくつかの国ではごたごたがあるけれど、いまやヨーロッパ全体を大きくくくって「ひとつの国」とも言えちゃうんじゃない…?

 

なーんて思いました。

そっか。ペトリもサイモンさんも、「ヨーロッパ人」なんだ。

 

 

 

 

 

 

…次の日のこと。

 

 

 

 

その日、ペトリと杏ちゃんと一緒に、農園にビーツの苗を植えました。

 

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と、苗の植え方を見せてくれるサイモンさん。

 

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(あれれ( ̄▽ ̄;))

 

 

ええっと、、、こんなに列がぐちゃぐちゃでいいのかな。

ほら、野菜を植える時って、もっとビシッ!っと列を作るもんでしょ?

 

 

 

 

…はっ!そういう几帳面な考え方って、もしかして日本特有なのかな!?

 

「ヨーロッパ人」はそんな細かいこと気にしないのかも!!

じゃあ、ペトリはこのビーツの列を見て、どう思ってんのかな…

 

 

と、彼をチラリと見てみると…

 

 

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不服そう。

 

 

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ペトリはサイモンさんを呼び止め…

「苗はまっすぐ植えた方がいいんでしょ!?苗と苗の間隔は?何センチっ?!あと列は何列作れば良い?」

と質問攻め。

 

するとサイモンさんは、

「ああ、いいよ、適当で!!まあ、列はまっすぐがいいけど、気にしすぎないで!Don’t be serious!ハハハ!」

 

といつもの調子。

 

 

 

 

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ペトリは少し考えてから、

「…まあ、彼はああ言ってるけど、出来るだけちゃんとやろうよ。せっかく植えるのに、こんなガタガタじゃだめだ。僕に任せて!」

と、ビーツ植えの司令官役を買って出ました。

 

 

 

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おお、ペトリ、めっちゃ几帳面!

 

そうだよね、苗植えるの、まっすぐな方が気持ちいいよね!

(私たちだけじゃなかったε-(´∀`; )ホッ)

 

 

 

 

ああ、ペトリ、私は勝手に「ヨーロッパ人」っていうくくりの中であなたを考えてたよ。

そっかそっか、ヨーロッパ人である前に、スウェーデン人なんだよねσ(^_^;)

サイモンさんはアイルランド人だし。

 

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(ゴメンね。)

 

いくら英語が上手でも、国と国とが近くても、違うバックグラウンドを持つ、違う民族だものね。

 

 

この時から私は、同じ「ヨーロッパ」でも、当然ながらそれぞれの国には個性があるし、人に関しても国によって国民性というか、傾向のようなものがあるんじゃないかな、と考えるようになりました。

そういう観点で人を観察するのは面白かったです。

スウェーデン人は、結局ペトリとしか会わなかったから何とも言えないけれど…

 

 

少なくともアイルランド人は、観察したところこんな人たち↓

 

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ああ、そっか。。。

 

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納・得。

 

 

 

(こう考えてみると、1軒目のWWOOFで出会ったおとぼけな彼も、そういやアイルランド人だった…。↓)

 

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(よみがえる思い出。)

詳しくはこちらの記事よりどうぞ↓

 

 

 

人って、おもしろいね笑

 

スウェーデン人、ペトリの観察は次回も続く!

 

 

 

 

最後まで読んでくれてありがとうございました!

これからも当ブログでは旅のエピソードについて公開していきます。ぜひぜひチェック\(^o^)/

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最後に、私の好きな言葉。

 

 

*・゜゚・*:.。..。.:*・'・*:.。. .。.:*・゜゚・*

 

小さな花のような細々としたくだらない幸せ…

そういうものでほんとうの人生というものはできている。

進学とか恋愛とか結婚とか葬式とか…そういった大きなことだけでできているわけではない。

小さなことが毎日毎日覚えられないほど、数えきれないほどあって、その中で小さな幸せの粒つぶを感じて、それを呼吸して魂は生きているのだと思う。

 

   ーよしもとばなな『人生の旅をゆく』より

 

*・゜゚・*:.。..。.:*・'・*:.。. .。.:*・゜゚・*

 

 

 

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ヨーロッパ旅行の費用・荷物・保険など…もろもろをリアルに公開!

 

 

こんにちは。ふきです。

 

「3ヶ月間、ヨーロッパを旅して来ました。」

と人に言うと、

 

 

「いいな〜」

「すご〜い!」

「私も行ってみたい!」

 

とよく言われるけど…

 

 

 

 

行って本当によかったし、行くこと自体は別に全然すごいことではないし、あなたも行きたいのなら行きなよ!

 

と率直に思う。

 

 

 

 

日本の常識の通用しない世界に身を置くって、すごくハードルの高いことのような気がしますよね。

お金は?飛行機は?言語は?

何を持っていけばいいの?保険は?具合が悪くなったら?

困ったらどうしよう?危険な目に遭ったら?

 

 

 

 

私も、今回の旅に出る前には不安でいっぱい、思い描けるあらゆる心配事をしていた。

でも、帰ってきて今になって振り返ると、それらの心配事の多くは起こらなかったし、予想もしなかった楽しいことが待っていたなあ。

(逆に、予想しなかったトラブルはたくさん起こったのだけど。笑)

 

 

 

 

この記事では、海外旅行に行きたいと思っているけど、なかなか行動に移せない、夢が現実感を帯びない…そんな人に向けて、私の実体験から旅のリアルな事情を書きます。

少しでも、あなたの夢が現実的なものとして色を変えられるように…

 

 

 

 

ちなみに、行った国は

アイルランド

ノルウェー

フィンランド

エストニア

・ベルギー

ギリシャ

の6カ国です。

★これらの旅行記は過去のブログ記事よりどうぞ\(^o^)/

 

 

 

 

 

 

        もくじ

 

 

 

 

 

 

①費用

これが一番気になるところではないでしょうか。

早速発表。3ヶ月間(4/1〜6/23の84日間)のヨーロッパ旅にかかったお金は、飛行機代、保険代、レンタルwifi費用、食費、宿泊費…

す〜〜べて込み込みで、

628,689円でした!

 

 

以下、その内訳です。

 

 

 

◼️出国前

保険料 44,205円

レンタルwifi 23,135円

WWOOF登録料(3カ国分) 5,816円

日用品(コンタクトレンズ、洗面用具、洗濯洗剤、折りたたみ長靴など) 12,527円

◼️渡航中(4/1〜6/23の84日間)

宿泊料 183,255円

交通費  (飛行機) 173,381円

            (電車、バス、フェリー) 61,000円

食費、雑費、お土産など 125,370円

___________________

計628,689円

 

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意外と、少ないですか、多いですか、私も初めての経験なので、分かんない。

 

 

 

 

ただ、事前に調べたところ、ヨーロッパ旅行には1ヶ月でざっと20万くらいかかる、とブログに書いている人がいたので、それを参考にして、飛行機代・保険代など引いて現地で1ヶ月に20万くらい使えるように準備していきました。それから考えたら、案外安く済んだ印象。

 

でもそれもそのはず、私たちは、旅の期間の半分弱はWWOOF(ウーフ:ファームステイ)をしていたので、その期間の食費・宿泊費は一切かかっていません。

 

WWOOF(ウーフ)って何?

詳しくはこちら↓

 

 

 

 

それ以外の観光の期間も、朝はホテルのビュッフェで爆食いしてお昼は抜いて、夜はチープなスーパーマーケットディナー…とか、Airbnbでキッチン付きの部屋を借りて自炊、とか、無理のない限りで節約していました。

でもレストランで食事するときはそんなにケチケチしなかったり。

 

 

そ人にはそれぞれの旅のスタイルがあるので、この金額は一概に参考になるとは思いませんが、まあ伝えたいのは、これだけのお金があるだけで行けるんだよ!という事実。

まして、私たちは物価の高い北欧を中心に旅したけれど、もっと安く旅できる国を選べば費用はかなり削減できると思います。特にアジア圏とか。

 

 

 

 

 

 

 

②保険

日本で使っている健康保険が使えない海外。万が一の怪我や病気の時の出費は怖いです。。

とはいえ、病院なんて日本にいたら数年に一度行くかどうか。

3ヶ月きりだから、一か八か、保険なしで渡航してもいいんじゃない!?と冒険心が顔を出したのですが…

 

「海外旅行に、最低限のリスク管理は基本。冒険はその後だ。」と旅慣れしている人から聞き、一気にビビリモードに。。

ヨーロッパ行きの1ヶ月前に速攻で、加入する保険を検索しまくりました。

 

 

 

3ヶ月と言う長期滞在ということで、保険料はなかなかの高額。一番安くても3〜4万。

しかもこのように格安だと補償対象となる範囲がかなり狭く、これって入る意味あるのか?と。

 

 

 

 

値段どうこうよりも、一番の問題は、「農作業中の負傷」が補償対象に含まれる保険がほとんどないということ!

今回の旅の目的はWWOOF(ウーフ:ファームステイ)をやることでもあり、それが補償されないとなるとますます保険に入る意味がなくなる…

世界中でWWOOFをやる旅人たちはどんな保険に入っているんだ?と検索を続けるうちに行き着いたのは、「World Nomads」という海外の保険。

これは、WWOOFの管理局自身がwwoofer(ウーファー)に加入を勧めている保険でもありました。

 

 

 

 

 

農作業を含むアクティビティ中に起こった事故も補償され、値段もそんなに高くない。実績もある。

いいじゃん!

しかしこの保険、保険料請求などの手続きが、全て英語で執り行われます。

緊急時にこそ日本語でしっかり話の通じるサポートが得られないと言うのはかなり不安でしたが、まあ、本当にいざとなったらファームステイ先のホストに助けてもらおう!絶対なんとかなる!と、この保険に加入することに決めました。

(そうでなくても、「world nomads」「保険料請求」などで検索すれば、日本語で解説してくれているブログがいくらでもあります。ありがたいな、情報社会。)

 

 

 

 

 

(…実際、渡航先で怪我や病気、トラブルには一切遭わず、保険も使うことなく無事帰国できました。まあ、それが一番!でも、現地で何かあっても最悪大丈夫、という安心感は大きかったです。加入しておいて良かったと思っています。)

 

 

 

 

 

 

 

③荷物

荷物はなるっっべく少なくしよう!と意気込みつつ、あ、あれ持ってこう、これも持ってこう…

3ヶ月という長期の旅で、しかも北極圏近くまで行く予定もあり、衣服は冬〜夏の支度まで揃えることに。

しかも農作業用の長靴、雨具も詰め込むと、荷物は結局山盛りに。。。(;´Д`A

最終的に、家にある一番大きなキャリーケースを持って行くこととなりました。

 

 

 

しかし…

 

 

 

 

持ち運びが、めっちゃくちゃストレス( ̄O ̄;)

 

短距離移動の飛行機では、荷物制限で毎回ヒヤヒヤするのはもちろん、電車やバスでもいちいちキャリーの置き場所を考えなくてはいけなくて、常に人2人分を抱えてる気分。

 

 

 

 

 

 

そして1ヶ月が過ぎた頃、ついに、2カ国目、ノルウェー

ぷっちん(脳内)

 

 

 

 

我慢の限界に達しました。

ええい、ええい、人が1人生きるのにこんなに物が必要なはずない!

とホテルに着くやいなや、旅の今までの期間に必要なかったものを次々と取り出していき、キャリーケースの中身の一つ一つを吟味して断捨離していったところ…

 

 

 

 

 

 

 

 

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キャリーケースが不要に。

このキャリーケースは父の学生時代から私まで使ってきたもので、相当古い品物。日本まで送るのも送料が高くバカバカしかったので、現地のリサイクルボックスにサヨナラすることに決めました。

残り、不要な荷物で高価なものは日本に送り、そうでなければ現地で処分して、結果こちら↓

 

 

 

 

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これらの荷物はかなりの精鋭部隊だと自負しています。ミニマリストにだってなれそう。

24歳の女がヨーロッパで3ヶ月生きるために必要な全ての装備はこちら笑↓

 

 

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(プラス下着3組ずつ。)

 

ちなみにポーチの中はこちら↓小物たち。

(薬は結局使わなかった。)

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衣服や化粧品類で必要な量は、人それぞれだとは思いますが…

(もっとオシャレしたいとか、化粧をちゃんとしたいとか。)

 

以下、旅先で断捨離を行った私が気がついたこと↓

 

 

 

 

・厚着よりも重ね着!(パーカーやセーターってもんのすごくかさばる。薄い衣服を総動員して装備すれば、どんなに寒い日でもいい加減暖かい。例えば、ヒートテック+Tシャツ+カーディガン+ライトダウン+ジャケット+ストール、とか無敵。下はタイツにレギンス重ねるとか)

 

ユニクロのウルトラライトダウンは最高!(最高すぎる。軽いしコンパクトだし暖かいし。)

 

・下着、くつ下は2組で十分!(毎日手洗いすれば良いのだもの。その点ユニクロのエアリズムは乾くのが速くて最高。)

 

・パジャマっている?(いらない。)

 

・ドライヤーもいらない。(大概ホテルにあるし。)

 

っていうかそもそも…

・どうしても必要なものは現地で買えばいい!

 

 

 

ので海外旅行は荷物は最小限にして身軽で行くのをオススメします。

 

 

 

 

ちなみに…

WWOOFをやるのに必須な、作業用長靴は断然これがおススメ↓

(私も愛用しています(^o^)/ )


 

折りたたみできるので持ち運びが楽だし、なんせ可愛い!

3ヶ月間を共にした大切な仲間です。

 

 

 

 

 

 

④クレジットカード

普段使いに1枚、盗難時に備えてもう1枚、合計2枚持っていきました。

もちろん、別々のかばんに入れて…

 

 

利用限度額を1ヶ月20万円に設定して持って行ったのですが、あれは利用金額の確定から引き落としまでに時差があるので、実質「2ヶ月で20万円」になるんですね、知らなくて困りました…(-_-;)

利用限度額は余裕を持って、最大まで引き上げておいた方がいいです。

 

 

そして、ヨーロッパはカード社会。私も旅行中は支払いの9割近くをカードで行いました。

しかしいざという時のために現金も持っていたいと考え、現地のATMで現金が引き出せるプリペイド式のカードも持っていきました。

 

(プリペイド:あらかじめカードに現金をチャージし、その範囲内でVisaやMastercardなどの加盟店で利用できるカードです。)ーhttps://www.smbc-card.com/prepaid/merit/index.jspより

 

 

 

 

選んだのはこれ↓トラベレックスジャパンの「キャッシュパスポート」。

即日発行ができるという理由だけで選びましたが、特に問題なく使えて満足。

日本で5万円入れていきました。(ヨーロッパではどこでもカードが通用したので、これは多すぎた。)

 

 

 

 

⑤通信機器

私はの携帯は海外では使えないので、レンタルのポケットwi-fiを持って行ったのですが、これは少し失敗。

遅いし、高いし、邪魔になるし。

 

手持ちの携帯をSIMフリーにして、現地でSIMカードを買って使うのがいいと思いました!

 

 

現地でSIMカードの値段を知って愕然。

や、安ぅ〜〜(;´д`)

データ容量もなかなか大きいし。。。めっちゃいいじゃん。

 

 

SIMカードの存在は知っていつつ、何だか難しそうで避けてきた人生。

もっとSIMについて勉強しておけば良かった…ヨーロッパではフツーのコンビニやキオスクで売っているので、入手は難しくありません。

 

 

 

 

↓旅のお供の杏ちゃんと別行動になった時に、初めてSIMを使うこととなった。

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ただカードを入れて使えばいいだけのことだった。

15日間、とか、25日間、30日間のタイプ、データ量も選べて、使える範囲も選べたり、色んなタイプのカードがあって、それを選んで買って、入れるだけ。めっちゃ簡単。

ちなみにこの時買ったのは、ヨーロッパでは有名な「Lycamobile(リカモバイル)」というSIMカード

家電屋さんに紹介してもらいました。

 

 

 

 

 

 

 

 

★最後に伝えたいこと…

 

私は、別に旅慣れてないし、今回の旅だって失敗ばっかり、勉強不足で損したこともたくさんあって、誰にも偉そうにレクチャーできない。旅について何か分からないことがあったら、何でも調べればいいです!もっと分かりやすく正確に書いてあるブログはたくさんあるので笑

私もそういうものに助けられてきました。

 

 

だから私は、色々あったけれども結局は、

まあ、すべて、なんとかなるのでは!?と思った。

今の時代、情報はいくらでも手に入るのだから、失敗したって容易に致命的なことにはならない。

 

 

 

今回書いた、お金や保険のこと…加えて年金のこととか健康保険のこととかパスポートの手続きとか…

旅に伴う、すごく現実的な問題たち。

それらはもちろん大切だけど…

必須だけれどその前に…

行ける時間があること、行ける体力があること、行ってみようという気持ちがあること、そういうものがあって初めて夢が叶ったなあ、と本当に思う。

だから、それらのめんどくさいものたちは、夢を叶えるということの全然本質ではなくて、ましてそんなことで夢をくじかされたくない。頭を悩まされたくない。もっと大切なものが待っていると思う。

 

 

 

お金に関して言えば、60万ちょっとがあるだけでこれだけの経験ができたこと、それに驚いて、感動しています。

帰ってきて、銀行口座からきっちりあの金額は引かれたけれど、お金が減ったことに関して、何もマイナスな感情は伴わなかった。

 

 

 

 

なぜなら、この歳、この時期に、あんな3ヶ月を過ごせたこと、色んな人に出会って色んなことを考えて、新しい感情を知れたこと、忘れられない景色が出来たこと、また会いたい人が増えたこと、それは、誰も私から奪い得ないもので、それはお金とは全く質の異なるものだと思うから。

 

 

 

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だから私は、3ヶ月の旅に出て変化したことの一つに、お金に対しての考え方が変わったということがあります。

60万円であれだけの質量の経験が得られるならば、60万、めっちゃ欲しいし、60万あればまた、使いたい。ああいう類の経験に。使って、誰にも奪い得ない思い出や経験に変えていきたい。と思った。

お金は使ってこそ価値を生むのだなあ。と、今になって思う。

 

 

 

 

だから預金通帳から数字が減ることは、必ずしもネガティブな出来事ではないのだろう。

 

 

 

 

 

そんなふうに考えると、例えばあなたの預金通帳に今、ある程度のお金があって、そしてあなたの人生にはまだ時間があって、夢があったりやりたいことがあったり、まだ元気な体を持っているとしたら、それはあなたは限りなく、どんな億万長者よりも富を持っている、と言えるのではないでしょうか。

 

素晴らしい価値に変わり得るものが、限りなく用意されているということになるのではないでしょうか…

 

 

 

 

そしてその夢が、お金がなくたって叶い得るものなら、なおさらあなたはもうすでに大きな富を持っているということに、ならないかな。。なんとなく、そう思う。

 

 

 

 

だから、旅に限らず、あなたの夢が叶うといいな。小さいものも、大きいものも、全部…。

 

 

 

 

 

 

 

 

最後まで読んでくれてありがとうございました!

これからも当ブログでは旅のエピソードについて公開していきます。ぜひぜひチェック\(^o^)/

 

 

 

 

 

 

*・゜゚・*:.。..。.:*・'・*:.。. .。.:*・゜゚・*

 

あなたの考えには希望がある

暗闇なんかじゃあない

道がひとつしかなくても  

それにかすかでも考えがあるなら

それは  きっと  うまくいく道

 

       ー「ジョジョの奇妙な冒険part6 ストーンオーシャン」より

 

*・゜゚・*:.。..。.:*・'・*:.。. .。.:*・゜゚・*

 

 

 

 

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愛おしき、アイルランドのおとぼけ家族。

 

 

 

 

 

 

こんにちは、ふきです。

4月から6月にかけての3ヶ月間のヨーロッパ旅で出会った人たちについてご紹介。第2弾。

 

 

舞台は、アイルランドのオファリー州から。

ここで、今回の旅、初のWWOOF(ウーフ:ファームステイ)生活が始まりました。

 

 

WWOOF(ウーフ)って何?

詳しくはこちら↓

 

 

 

 

私たちを受け入れてくれたのは、PJことパトリック・ジェームズさん↓

 

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PJさんは自宅に隣接する農場で羊と牛の飼育、また庭の小さな畑で野菜の自家栽培を行う、小規模農家です。

(週3日は町にお勤めに出ています。今なにかと注目される、『半農半X』の働き方を実践している方ですね。)

 

 

 

今回は私たち2人にとって初の海外WWOOF。

ということで、一番の心配事は、私たちの英語力はアイルランド人と生活するのに充分なのか…ということ。

 

 

 

しかし、農場へ向かう車の中で、PJとおしゃべりしていると…

…あれ、意外としゃべれるかも?!

と意外な手応え。

 

 

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なーーんだ、心配するほどじゃなかった♫と、余裕かまして農場に向かう。

 

 

 

 

 

 

 

家に着くと…

 

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登場したのはPJの弟マーティン。

「はじめまして、日本から来たフキとアンです!」

 

すると…

 

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マーティン、私たちを歓迎してくれてるということは分かったのだけど、

ごめんなさい。

大袈裟でなく一単語も聞き取れなかったヽ(;▽;)ノ

 

(ほんとゴメンなさい。)

 

 

 

 

え、全然ダメじゃん、絶望じゃん、絶望じゃん。。。

と、不安だらけで一週間のファームステイは始まったのでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この家には2匹のワンちゃんたちもいました。

 

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この2匹ったら性格が全く違くて面白い。

 

 

 

 

 

牧羊犬のメリーは、冷静沈着、クールで賢いワンちゃん。

 

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(って感じ。)

 

 

対して、ベンジーは…

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いつもそわそわ、わくわく、遊びたい一心。落ち着きのカケラもない。

 

 

 

 

 

昼間、ベンジーは勝手に一人で遊びに行ってくるのだが…

 

 

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ほーんとドロッドロ。

まーじで汚い笑

そしてその姿のまま家の中に入ってくるのだから、もーやめて。(ーー;)

 

 

仮にも彼は室内犬。いいのかな、こんなに汚くて…。

彼はソファーの上にだって寝転ぶのよ。

 

 

 

 

杏ちゃん、さすがに疑問を持ち、PJに尋ねる。

 

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「あなたは犬を毎日洗ってますか?」

 

(例文のような文章だ。)

 

 

 

 

 

 

 

 

するとPJ。

 

 

 

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PJは、「犬を洗う」の意味にいまいちピンと来てなかった。

 

 

…あの様子じゃ洗ったことなんてないよ。

Washとdogが同じ文章に並ぶことなんて、未だかつてないことだったんだ、きっと。

 

 

 

( ;´Д`)

 

 

 

 

 

 

 

 

この家の一日は、朝の牛の餌やりから始まります。

牛の数は多くなく、またペットのような存在でもあるので、作業はほとんどが手作業。

麦わらをあげて、水をあげて…

なかなか力作業ですが、しかし4人で力を合わせれば、30分もあれば終わります。

 

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家の裏にある農場に向かうPJと私たち。

 

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そんなことってあるのかよ。

 

 

 

 

 

 

 

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遠くから聞こえるのはマーティンの叫び声。

 

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「…ふう。しょうがない。今日の午後は柵の修理をしよう。羊を戻すのはその後だ。」とPJ。

な、なんなんだ。状況把握が追いつかない。

よくあることなのかな(;´Д`A

 

 

 

 

 

 

予告通り、お昼ご飯を食べた後は、みんなで柵の修理に取りかかりました。

 

 

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約2時間の作業の末、柵は無事に元どおりに。

 

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こんなときは…

 

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クールながらも仕事はきっちりこなすメリー。

 

 

 

 

一方ベンジーは…

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(ベンジー、大人しくしてろよ、そうそう、大人しく…)

 

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言わんこっちゃない!!

 

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ベンジーのやりそうなことだ笑

余計なことしかしないんだから。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そんなこんなで30分後、羊ちゃんたちはようやく元の農場へ。

 

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え、木の間、通れるんかい。。

 

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いや、「よし。」じゃないんだよPJ。

 

 

 

なんのために柵を直したんだ、これじゃまた羊がここから逃げてしまうのでは?

え、大丈夫なのかな。。

もう!なんか何もかもよく分かんなーい!よ!

ツッコミどころが多すぎるんだ!

。゚(゚´ω`゚)゚。

 

 

 

 

 

 

ちなみにこの日の夕方、羊はまた脱走した。まじの話。

彼らはまた柵を壊して出てしまったのではなくて…

農場の門扉がみごとに全開だったから逃げたのでした。

↓私たちは窓からその様子を目撃した。

 

 

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外国人がリアルに「F⚫︎CK」って言ったのを、この時初めて聞いたよ。

 

 

 

 

 

 

 

こんなふうに、ヨーロッパ旅行最初のファームステイは、おとぼけ一家のもとで過ごしたのでした。

この人たち、いつもどこかスコーーンと抜けていた。

でもそれが、少し心地よかったりもしたんだー。

言語とか国とか関係なく、人ってなんか、憎めないものだなあ。

と、思いました。

穴ぼこだらけで、すこしアホらしくて。笑

自分が何か小さなことで悩んでいるとき、この家族のことを思い出すと、なんだか全てがバカバカしくなってくる。

 

 

 

 

 

 

懐かしいよ、PJ、マーティン。

また会いたいな。

 

 

 

 

ヽ(*^ω^*)ノ

 

 

 

 

 

以上、アイルランドWWOOF第1話でした〜。

次回もぜひぜひブログを覗きに来てください^_^

 

 

 

 

 

*・゜゚・*:.。..。.:*・'・*:.。. .。.:*・゜゚・*

 

 

世界が、喜びの涙で洗われればいい。

そしたらみんなで、雨やどりをしよう。

 

 

 

 

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旅で出会った人たちのこと。アイルランドのホステルにて。

 

 

 

こんにちは、ふきです。

ヨーロッパ旅が終わってもうすぐ1ヶ月。

思い返すと、脳裏に浮かぶのは、そこでの風景や、気持ちや、ささいな出来事や…

さまざまな側面からあれらの日々を覗くことはできるけれど、いちばんに思い出してなんだか笑ってしまうのは、出会った人たちひとりひとりのことだなあと、ぼんやり思う。

 

 

(旅に出た経緯や、旅行中の記事はこちら↓)

私がヨーロッパ行きを決めたワケ。それはヨーロッパ信仰なんかじゃなくって… - 雨やどりをしよう。

ダブリン滞在記。キュンとくるような、ここにいていいような…そういう景色を探している。 - 雨やどりをしよう。

【*必読*】アイルランドWWOOF体験記。「どうしたら人間は幸せになれるの?」 - 雨やどりをしよう。

ふらふら生きることってだめなこと?フィンランドでニョロニョロに想いを馳せる。 - 雨やどりをしよう。

フィンランドWWOOF体験記。森の中で見つけたもの。 - 雨やどりをしよう。

ベルギーWWOOF体験記。ビールと、夕陽と、ひとりぼっちの匂い。 - 雨やどりをしよう。

 

 

 

 

3ヶ月間の旅、行った国は6カ国、WWOOF(ウーフ:ファームステイ)は計6軒というだけあって、さまざまな人との出会いがあった。

今回の記事から数回は、この旅で出会った人たちのことを書こうと思います。

いろんなキャラクターがいたなあ。笑

忘れたくない人たち。もう出会うことのない彼らが今日も、元気で笑顔で暮らしているといいな。

では、まずは初入国の地、アイルランドから!

 

 

 

 

 

 

 

 

まず忘れられないのが彼女。別にお友達になったわけではないけれど…

とっても印象に残っている。

 

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なにせ彼女こそ、3ヶ月間の旅の記念すべき一人目のトラブルメーカー。

彼女、ホステルで同じ部屋に滞在していたのだけど…

いびきが、ものすごかったのです笑

 

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(並みのいびきじゃないよほんと。)

 

 

その夜はこの部屋に泊まっている人、間違いなく全員が寝不足に陥った。

いや眠れるはずがないよ、あの大音量。゚(゚´ω`゚)゚。

しかし当の本人は深く眠ってて全く無自覚なわけだし、起きている誰もが何もできずに夜は更けていく…

仮に彼女を起こしたところで、なんて声をかければいいか分からないし。

「ねえ、いびきがうるさくて眠れないんだけど。他の部屋に行ってくれる?」

…なんて、私は絶対言えないよ!!(言えるはずがない。。。)

 

 

 

みんな悶々としている、それは真夜中2時近くのこと…

 

 

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突如部屋に登場したのが、同じ部屋に泊まっている、夜遊び帰りのフランス人の2人の女の子。

 

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休暇でアイルランドに遊びに来てる子たち。

今夜はパブをハシゴして来たのかな。

 

部屋に入ってくるや否や…

 

 

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そ、そりゃそうだ。

みーんなが思っていることなの。

 

 

するとフレンチガール、

 

「何、みんな起きているの!?誰か、彼女に何か言ってあげたわけ!?え、誰も言ってないの?どうなってんのよ、こんな中で眠れるはずないじゃない!誰かがどうにかしないと!」

 

 

と激怒。

 

いやいやそうは言っても…

 

 

しかし、彼女はなんと、次の瞬間にはいびきちゃんのもとに近づき…

 

 

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即座に本人に話しかけ〜!Σ(-᷅_-᷄๑)

いや、すごすぎ!!その積極性!!というか度胸。。

 

まあ、その後もいびきは全然止まなかったんだけどね。

 

 

 

 

 

 

(^_^;)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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(翌日、街中でチラシ配りをしているいびきちゃんを見かけました。ホステルに泊まりながら、出稼ぎかな?春休みのバイトかな?しているっぽい。彼女はどこから来た、どんな子だったんだろう。何も分からないんだけど、彼女はなんだかいつも悲しいような顔をしていた。。)

 

 

 

 

 

以上、アイルランド、ダブリンの思い出でした。

次回は、アイルランドWWOOF1軒目より!

ぜひぜひチェック^_^

 

 

 

追記。

旅行中には、ジブリ映画が観たくて観たくて仕方がなかった!

出会った人の中には、日本といえば、と二言目に「ジブリ」が出てくる人も少なくなく、素晴らしい映画だよね、と言われてなんだか誇らしい気持ち。

(ちなみに、外国人に特に人気だったのが、千と千尋とトトロ、ハウルの動く城。)

ジブリ映画は日本人のソウル。

こういう繊細な心情を理解し合える、日本という特別な国に生まれてほんとうに嬉しい。

 

 

 

 

 

ジブリ映画『おもひでぽろぽろ』より。

 

 

*・゜゚・*:.。..。.:*・'・*:.。. .。.:*・゜゚・**・゜゚・*:.。..。.:*・'・*

 

青虫はサナギにならなければ蝶々にはなれない…。

サナギになんかちっともなりたいと思ってないのに…。

 

*・゜゚・*:.。..。.:*・'・*:.。. .。.:*・゜゚・**・゜゚・*:.。..。.:*・'・*

 

 

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帰国して真っ先に観た、この映画。

はあ、ほんとに思い出がぽろぽろ…。。。

大好きで大切な映画。

 

 

 

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ベルギーWWOOF体験記。ビールと、夕陽と、ひとりぼっちの匂い。

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こんにちは、ふきです。

2019年4月~6月の3ヶ月に渡るヨーロッパ旅。

6月の最終週に、無事、日本に帰国いたしました!

あっという間だったなんて言えない。たくさんの笑いとため息と、感動のあった3ヶ月。

この旅での出来事や思ったことを、今後もブログで発信していきたいと思います。

 

 

 

さて今回記事に綴るのは、この旅で5・6軒目となったWWOOF(ウーフ:ファームステイ)体験記。

舞台は、ヨーロッパの中心地、ベルギーです!

 

WWOOF(ウーフ)って何?詳しくは過去ブログよりどうぞ!↓

 

 

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今回の旅の、最後のWWOOF滞在先に、なぜベルギーを選んだかって?

まあなんとなく…

アイルランドフィンランドと来て、次はヨーロッパ本土を見てみたいという気持ちがあったから。。

また、私のいとこがベルギーとのハーフなので、昔から親しみのある国だったっていうことも大きいです。

 

 

 

ベルギーといえば!

ビール?

チョコレート?

ワッフル?

ってなとこでしょうか。

あと!昨年のサッカーワールドカップの決勝トーナメントで日本と戦った国でもあります。

面積は日本の四国とほぼ一緒という、小さい国ながらすごい。。

 

 


それと、世界三大ガッカリ観光地の一つ、しょんべん小僧の像があるのもこのベルギー。

 

 

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とにかく、この3日間では、旅のお供の杏ちゃんと、ベルギーの首都ブリュッセルでの観光を楽しみました!

 

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甘くて美味しかった!

 

 

 

 

 

 

 

ブリュッセル観光を堪能できたのはいいのですが、一つ大きな問題が。。

 

 

それは、ブリュッセルの治安の悪さ!!

 

 

 

 

 

これは、ブリュッセル滞在初日のこと。

その日、空港から移動して、私たちが泊まるホテルの最寄駅、Brussels-Midi駅に着いたのが夜9時くらい。

駅からホテルまで約500mの道のりが、恐いのなんの!

だって、その道には、ガラの悪いお兄さん、お姉さんがいっぱい立っていたんだもん!

 

 

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後になって他の人のブログで、「ブリュッセルの中でも南地区は治安が悪いため要注意!」との情報を目にしました。

南地区とはまさに、私たちが泊まったホテルのある、Brussels-Midi駅周辺地域のこと。

やっちまったぜ。

同じ街でも、治安が良い地区と悪い地区とがあることなんて知りませんでした。

あーあ、勉強だ。。。



 

 

 

 


でもまあ、特に問題は起こらず、無事ホテルに到着。

あんなに恐い500mは生まれて初めてだよ、、。

テンションの高いフロントの人のお出迎えがあり、ようやく部屋に入れました。

 

 

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部屋に入り、ベッドに倒れこむ私たち。
ああーー!疲れた~~!

(心が。)

 

 

 

 

 

 

これでやっと一安心。

 

 

 

 

 

 

 

ん?まって、ちょっと…

 

 

 

 

 

 

なにかがおかしい。。。

 

 

 

 

 

 

 

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この部屋、傾いてない?

 

 

そうなのです。その部屋は、誰もが気づけるほど、あからさまに床が傾いていました。

 

 

 

 


体感でいうとこのくらい。

 

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(いやマジで。)

 

 

 

 

 

 

…っ頭痛!

三半規管がぶっ壊れる。

 

 

 

 

しかも窓の外から聞こえるのは、ものすごい騒音。

パトカーのサイレンやら車のクラクションやら。

通りに面した部屋だったせいか、人の話し声までビンビンに聞こえます。

 

 

 

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あーあ、ほんと、なんという快適ホテル。

窓からの眺めは最高だし、床は斜めだし。

(トホホ)

 

 

 

 

 

 

宿泊場所はこの旅で一番強烈でしたが、ブリュッセルでの3日間はなんとか無事に終了。

そんな私たちが次に向かったのは、5軒目のwwoofステイ先の、Zandbergen (ザンドベルゲン)という街。

 

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私たちが一週間滞在したのは、大きな農園を管理するローズさん宅でした。

 

 

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この農園は、「CSA」というシステムのもとに経営されています。

CSAとは、「Community Supported Agriculture」の略。

 

 

・CSAとは?

CSAはアメリカやヨーロッパを中心にここ20年ほどで急速に広まってきた仕組みで、地域の消費者が種の購入なども含めた生産コストを受け持ち、農家が生産した野菜などを分配する。

農家は収穫分の販売先が確定し、消費者は新鮮な野菜などが農家から直接届く。地域コミュニティーの確立という点からもメリットは高い。

日本でも徐々に全国に浸透しつつある「地域で支え合う農業」だ。

ー引用:これからの新しい農業の形「CSA」ってなに? | AGRI JOURNAL:webメディア「アグリジャーナル」HPより一部略

 

 

 

具体的に、例えば、ローズさんの農園ではこのようなシステムで運営されています↓

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生産者と消費者が直結し、輸送コストはほとんどかからず、さらに新鮮な野菜が簡単に手に入る。

素晴らしいシステム!

 

 

 

「ベルギーではこういうシステムの農園は各地にあって、むしろ今はこれが主流になってきているのよ。」

とローズさん。こういう農業のやり方があるなんて、知らなかった!と話すと…

 

「知らないの?でもこのCSAのシステムは、日本が発祥なのよ。」

とのこと。

そうなんだ!CSA…。知らないことってたくさんあるなあ。

もしかしたら私たちの周りにも、このような農園があるのかもしれない。。。

と勉強になりました。

 

 

 


それにしても、300人の登録者の野菜を全て担っているローズさん、すごいなあ。

「今ちょうど苗植えの時期で、手が足りていないから、あなた達が来てくれてほんとうに助かった!」とローズさん。私たちもゆっくりのんびりした雰囲気の中、リラックスして農作業ができました。

お友達もできたし。

 

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…と、ここで事件!

 

 

 

 

 

 

 


杏ちゃん、蕁麻疹発症。

 

(ひゃー。)

 

 

 


って、実はこれは今に始まった事ではないのです。

旅の開始当初から杏ちゃんは、WWOOFの最中しばしば蕁麻疹が出てしまっていました。

生活環境が変わったことによるストレスが原因かと思っていましたが、医師の診断によると、動物と触れ合うことで起こる感染症の一種なのではということになり…

杏ちゃん、今回にてWWOOFを中断!

しかし私は、6軒目のWWOOFにも行きたかったので、杏ちゃんとは別れて、ここから別行動の旅が始まることになりました。

杏ちゃんは、行きたかったスウェーデンへと発ち…私は、初・一人での海外WWOOFが始まりました。

 

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大丈夫、今まで5軒、うまくやってきたんだから!

 

 

と、なんとか自分を励ましました。

ステイ開始前日に、ホストに連絡を取りました。

 

 

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(えっ。)

 

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ということで、泣きそうに不安な気持ちを抑え、翌朝、杏ちゃんと別れ、一人旅が始まりました。

まずは、電車2本を乗り継ぎ、バスに乗り換え、ホストの最寄りのバス停へ。

 

 

 

 

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そしてそこから、1時間歩き、って、えっ

 

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川に沿って、

歩いて歩いて、、、

 

歩いて歩いて。。。

 

 

 

 

 

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ようやく人家に到着。

農場の横には、古いレンガ造りの家がありました。

ここが恐らくホストのお家。

 

 

 

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その後、オリビアの双子のお姉ちゃん、お父さん、お母さんらが登場し、これで家族が揃いました。

そしてみんなで夕食。

 

 

 

今日の夕飯は、フライドポテト。。(だけなの??)

それより今夜は初めての顔合わせ。おしゃべりして、仲良くなるぞ〜。

と息込んでいたのですが、しかし、家族はみなフランス語で喋っていて、私は会話になかなか入れませんでした。

 

 

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なんかあんまり歓迎されてないのかな?

会話の切れ目はないかな。。

なんとかタイミングを見計らって、イリスさんに話しかけてみる。

「今までここに、日本人のウーファーは来たことある?」

すると。

「うーん、分からない。まあ、いたでしょうね。」

 

 

 

 

 


…あれ~~ぇ?

この家族って、ウーファーにあまり興味ないのかな。。。

 

 

 


夕食は終わり、今夜寝るところを案内してもらうことに。

すると、大きなポリバケツを手渡され…

「寝るところには水道がないから、このタンクに水入れて持って行ってね。家とちょっと離れてるの。」

 

 

(どゆこと?)

 

 

 

「ここよ。」

案内されて行ったのは、家から歩いて1分ほどのところにある、草むらの中のテント。

外は、しとしとと雨が降ってきました。

 

「ここがいつもウーファーの泊まるところ。雨が降ってるから、中が少し濡れてるわね…。

マットレスと寝袋が3つあるから、濡れてないの選んで使って。

で、トイレは…まあ、うん、分かるでしょ。エブリウェアよ。

シャワーは無いの。温水を作るのが大変だから。たまに晴れた日にビニールハウスの中で浴びるけど。

ということで、何か困ったことあったら、言ってね。じゃ、おやすみ。」

 

 

 

 

 

 

……………えっ

 

…………
………ああ、まあ………、

 

こういうこともある、よね…。

何軒もWWOOFしてたらこういう家もあるさ。ましてここはとても自然派な家族だし。

私にとっては、ここにいたらたくさんのことを学べるはず。これは1つの勉強だ。

こんなことでヘコタレちゃいけない。現代の生活様式に慣れきっちゃいけないんだ。生きるってほんとは泥臭いこと。経験経験。湿ったマットレスが何だ。自然のトイレがなんだ。風呂無しがなんだ。がんばれ…。

 

がんばれ…。

 

 

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(心が叫ぶ、隠せない本音。笑)

 

 

 

まあいいや、とりあえず杏ちゃんに、無事着いたとの連絡を…。

で、このサバイバル感を報告して笑い合おう。

「1時間半山道を歩いて着いたら、夕飯はフライドポテトで、これからテントで眠るんだよ!」

ぎゃはは〜〜って、笑おうよ、笑ってよ。

…笑ってくれ。トイレはエブリウェアなんだぜ。

日本から持参したポケットwi-fiiPhoneをつないで…

 

 

 

 

wi-fi、つながらない。

あ、そうだ、ここは山の奥深く。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ぜ、絶望。。

 

 

 

 

 

 

 

 

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(笑えなくなってきた。)

 

 


と言うわけで、葛藤と孤独の一夜を乗り越えました。

 

 


 

 

 

 


 翌日。

 


ああ、もうこの一日のことを書くのはとても疲れる。

ので、省略して書くと、その日私は、わけの分からない汚れた瓶を山ほど洗ったり、土砂降りのなか畑を耕してたりして、労働時間はざっと10時間。ヘトヘトになって結局、こう思ったわけです。

 

 


つらくて悲しい(;o;)

 私、なんでここに来たんだっけ。

と。

 

 

 

何でここにいるんだっけ。

なんでこんなに惨めな思いをしなきゃいけないんだっけ。

ここにいる意味をなんとか見出そう。

そうだな、たぶん、頑張ってここにいれば、学べることも多いんだろうな。

ここで過ごす時間が、いつか一生の思い出になるかもしれない。

今は苦しいし、ここにあまりいたくない。

けど、けど、頑張った先に、何かが待っているかもしれない。

…でもそもそも、なんで私は旅に出たんだっけ、

なんでヨーロッパに旅にきたんだっけ。

何を頑張りたくてきたんだっけ。

うーん。

いや別に頑張りたいとかないよ。

ただ幸せを感じたくて、楽しみたくてきたんだよ。

そう。。

楽しむため!

 

 

 

 


私は、苦しいことを乗り越えるためにここにいるんじゃない、この瞬間を楽しむために、ここに来てるんだった!ここに生きてるんだった!

 

 

 

 

 

この人生、苦しいことに立ち向かうために生きているんじゃない。

私は、楽しむために生きていたい!

そしたら単純に、今、私が楽しむためにはこの瞬間、ここにいたいのか、いたくないのか。

そんなこと聞かれたら、そりゃあもう、

「いいえ。」なんだよなあ。。

私はここにいて苦しいから、いたくない。

じゃあどうする?次の道へ進むのみでしょ!

それ以外の選択肢は無し。笑

 大学時代に得た、人生はRPG観がここに来て再発動。

(人生をRPG(ロールプレイングゲーム)のように生きようと決めた日のこと。ー私が就活を辞めた理由。人生をRPGのように生きてみようと思った - 雨やどりをしよう。より)

 

ここにいたいか?いいえ。そしたら、どうする?

考えよう。案を出そう。どうすれば、ここをなるべく早く去れるかを…

どういう風にホストに伝えたら、滞在期間を短縮できるだろう。

なるべく後腐れなく、かつ簡単な方法。。

何かないかな。。。

 

 

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結論…

次の日の早朝、置き手紙を残し、まだ陽が昇りきらない頃、誰にも言わずにそっと農場を立ち去りました。

(ええ~~~笑)

 

 


たまに思い切った行動に出るから、自分でもびっくりします笑

色々な言い訳を考えた結果、そっと去るという手法が一番手っ取り早いという結論ヽ(´o`;

(置き手紙には、急用ができました!との真っ赤な嘘を書いといた。オイ)

あーあ、強引だなあ。不器用だなあ。

でも、いいんだこれで!

 

 

 

 


誰かが私のことを責める?

この私の行動を、誰かが批判するのかな。

でも、誰にも告げずに立ち去って、森の中をひとり一時間半歩いた、あの時の気持ちは特別でした。

 

 

 

 

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日が昇って間もない道は薄明るくて、肌寒くて、道から見える森は、霧が立ち込めていて暗く、近くで聞いたことのないほどの沢山の鳥がさえずっていました。

森が、とても深くて、怖かったです。

そして私は途方もなく一人ぼっちで。

 

 

 

でも、こんな時間に、こんなところを一人で歩いていて、ああ、私の足以外に私を動かせるものはないんだと、そう強く感じました。

こんな知らないところで、山奥で、せっかく訪れたこの場所を2日もしないで抜け出して、ほんと、誰もが予想もしない行動に出ちゃったけど、それよりも、「私はこうする。」と決めたことは、自分の体と意思がある限り実行できるんだなあ。ということにつくづく驚いていました。

 

 

 

 

 

大学在学中に知った、「自分で決めること」の重み。

自分の体と意思以外に自分を動かせるものはないのだということの再実感。

何度も何度もこの事実に驚く。

その進んでる方向が、正しいのか正しくないのかなんていつも分からないけど。

 

 

 

 

 

 

 

やりたいことと、やらなきゃいけないこと。

逃げちゃいけない場所と、逃げてもいい場所。

私はどこに立っているか分からない。

どこに向かえばいいのか分からない。

 

 

 

 

 

 

 

でも私はあの薄暗い道で、自分の中で、「楽しい」ことが何より大切だ。ということにカチッと軸が定まったような気がしました。

 

 

逃げてもいい、逃げてもいい。

わたしはいつだって、逃げてもいいんだ。

 

 

 

そういう意味では、あの暗い森を歩いた1時間は、大きな意味を持つ道のりでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 

さて。山を抜け出し、この後のプランはほとんどゼロ。

事前に購入してあった、次の国行きの飛行機の便までぽっかり予定が空いてしまった1週間は、ベルギー国内の比較的大きな都市で観光しながら過ごすことにしました。

 

 


ベルギー第二の都市、アントワープという街に着いた日のこと。

 

 


この旅の疲れが一気に出たのでしょうか。

昼間から身体がだるく、夜には熱を出して寝込んでしまいました。

 

 

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そうだそうだ、杏ちゃんはもういなくて、私は農場から逃げて来ちゃって、あーあ今ここで、一人で寝込んでいるなあ。

 

なんか変なの。

 

 

 

 

 

 

 

次の日。

重い体を起こすと、外は朝から雨が降っていました。

熱もまだあるし、いずれにせよこれじゃどこも行けないから、と、ホステルのロビーでほぼ一日中本を読んで過ごしていました。

 

 

 

 

 

 


夕方。ようやく雨が上がりました。

 

微熱を抱えつつ、外の空気を吸いに行きがてら、アントワープ聖母大聖堂へ散歩。

アニメ『フランダースの犬』 の、最後のシーンのモデルとなった教会だそうで、有名な観光地の一つです。

入ってみよっと。

 

 

 

 

 

 

 

 

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と係員の人に止められる。

今は地元住民のみが入れる時間で、一般公開の時刻は過ぎたという。
なんか、最近わたしに運が向かない気がするけど、なーんなのこれ。。。。

 

 

 

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するとお兄さん。


「…中には入れないけど、後ろの方だけでいいなら入れるよ。」とのこと。

あ、よかった!

 

 

 

教会に入り、後ろの方から聖堂を眺めました。

 

 

 

 

 

ふむ。

 

 


「…ああ、ここでネロとパトラッシュは一緒に天国に行くんだなあ、、」

って思いました。

フランダースの犬の物語は、あらすじくらいしか知らないけれど。。。

 

 

 

 

 

 

 

 

じっと聖堂を見つめていました。

すると、
なんだか、急に、涙が出そうになりました。

 

 

 

 

なーんだろう。

 

 

 

 


訳もなく感極まっちゃうときがあるよね。笑

でもその聖堂はとても白くて、夕方の光が差し込んでいて、それはなんだかすごくきれいな瞬間だったんです。

ここにネロとパトラッシュがいたんだなあ、と思ったら、それだけで、特に意味もなくじんときちゃったんです。

別に、あの物語に何か特別な想いがあるわけでもないけど、ただただその景色に胸がいっぱいになった。

 

 

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とてもきれいな瞬間だった。

 

 

 

 



 

 

 

 

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教会を出て、夕方の街を歩きました。

ネロとパトラッシュのことをぼんやりと想いながら。

雨上がりの空気に、淡い夕方の空の色がきれい。

道には、バーのテラス席でビールを飲みながら夕涼みをする人たちであふれていました。

友だち同士、恋人同士、家族同士、、みんなそれぞれにおしゃべりして、笑ったり議論したり。その中を縫うように一人歩く私。

どこの国に行ったって、人には楽しい会話があって幸せな時間があるんだなあと感じました。

 

 

 

 

ああ、そっか。

どの国にいても、同じだ。人にはそれぞれに大切な人がいるし、楽しくて笑う。悲しくて泣く。

どの街にも雨が降るし、太陽は、それぞれの人に同じように降り注ぐし。

 

 

 

私は日本に大切な友だちがいるし、そこでもたぶん、こんな綺麗な夕方の空に出会ったことがある。

どこに行ったって、同じだなあ。

 

 

 

 

 

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街なみがきれいで、

太陽が柔らかく注いでいて、

少し夏の匂いがして、

トンネルをくぐり抜けたら、

私自身の影が、長く前に伸びていて、

不意に思った。

私も幸せになれる。と。

 

 

 

 


なんだかよく分かりません。もちろん街の平和な雰囲気に影響されてるし、未だ冷めない微熱も影響してたのでしょうか。日本を恋しく思う気持ちもあったし。

でも、なーんか、私はこれから幸せになれるなあ、と、ふと強く思いました。

 

 

 

 


私は別に何も大層なことをしてないし、まして農場から逃げてきちゃった訳だし、一人ぼっちだし、どちらかというと最近は運の悪い日々だし、今日なにか特別なことが起こったわけではないけれど。。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

なーんか、もう全部大丈夫だって気がしてきた。

何を伝えたいかというと、この何も根拠のない幸せな気持ちを、誰かに共有したくて、分け合いたくて。

 

 

 

幸せだと感じることに、なにも特別なことはいらないのかもなー、ということ。

 

 

 

 


あの聖堂の景色と、夕陽の街が私に不思議なものを与えた。

ああ生きているって、街があって、人々がいて、夕陽に照らされていて、とっても嬉しいことだなあと。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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はは。

以上、山の中から逃走して、熱出して、

夕陽を浴びたら幸せになったというハナシ。でした。

大変なこともあるけれど、でもこんなふうにふと、太陽の光が目に見えると同じく、幸せのかけらが目に見える瞬間がある。あなたにも。

こんな瞬間を与えてくれて、ありがとうベルギー。

大変なことが多かったけど、あいも変わらず人の暮らしと、太陽のある、美しい国

そこで私は一人ぼっちの匂いを知って、小さくて大きな幸せを感じましたとさ。

 


 

 


 

 


次回からは、ヨーロッパ旅の総集編に突入!

3ヶ月間を通して思ったこと、知ったこと、はたまた旅の資金や荷物について、この旅で出会った人々、動物たちについて。。。など。

引き続きぜひぜひチェックを^_^

 

 

 

*・゜゚・*:.。..。.:*・'・*:.。. .。.:*・゜゚・*

 

 

 

 

最後に。

アニメ『フランダースの犬』最終話のシーンより。

 

 

 

 

 

*・゜゚・*:.。..。.:*・'・*:.。. .。.:*・゜゚・**・゜゚・*:.。..。.:*・'・*

 

「探しに来てくれたんだね、ありがとう。僕たちはいつまでも一緒だね。ずっと見たかった絵を見ることができて、すごく幸せなんだよ。パトラッシュ……疲れたろう。僕も疲れたんだ。なんだかとても眠いんだ。」

 

*・゜゚・*:.。..。.:*・'・*:.。. .。.:*・゜゚・**・゜゚・*:.。..。.:*・'・*

 

 

 

 

 

 

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フィンランドWWOOF体験記。森の中で見つけたもの。

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「この国の人は、どうしてこんなにゆったりのんびりして見えるのかしら。」


「森があります。」

 


ー映画『かもめ食堂』(監督・萩上直子)より

 

 

 

 

これは、フィンランドを舞台にした人気映画『かもめ食堂』のとあるシーン。

 

かもめ食堂

 

ゆったりのんびりしたこの映画では、「森」が重要な役割を担っています。

人々はそこで一人の時間を過ごしたり、大切な何かを見つけたり…

 

 


フィンランド出身であるトーベ・ヤンソンの描く『ムーミン』も、多くの物語の舞台が森の中。

「森と湖の国」と言われるだけあって、フィンランド人にとって、森はなにか特別な存在なのだろう。

 

 

 

 

 

 

森。

 

 

 

実は、私は大学で「森林科学科」という学科に所属していて、4年間、森のことを学んでいました。

だから、「フィンランドは森の国」と聞いた時から、フィンランド人と森の関係性にはとても興味がありました。

この記事では、フィンランドでのWWOOF生活を通して私が見た「森」のことを書きます。

そこから垣間見える、「日本の森」についても。

 

 

 

*・゜゚・*:.。..。.:*・'・*:.。. .。.:*・゜゚・*

 

 

 

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フィンランドTampere(タンペレ)にて

 

 

フィンランドでは、「土地の所有権は誰であろう、誰でも大自然の森に入り、大自然を楽しむことが許されています」

 

北欧諸国では大自然が広大であることに対し、人口が少ないので、誰でも自由に大自然、森、湖を楽しむことができるのが大昔からの慣習です。

大自然環境に危害を与えない前提で、郊外の森で歩き、スキーをし、自転車を乗り、車を運転することができます。

https://kiitos.shop/blog/archive/what-is-everymans-right-in-finland.htmlより一部抜粋

 

 

 

 

 

 

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フィンランド森林率(国土に占める森林の割合)は、約73%と先進国の中では1位!

 

 

 

そしてちなみに、日本は第3位。

 

 

 

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*・゜゚・*:.。..。.:*・'・*:.。. .。.:*・゜゚・*

 

 

 

 

2019年4月から始まった、3ヶ月間にわたるヨーロッパ旅!

5月に滞在したフィンランドでは、2軒の農家で滞在させていただきました。

 

1軒目は、首都ヘルシンキからバスで約1時間の場所に位置するPorvoo(ポルボー)というところ。

 

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ホストのエミリアさんがバス停まで迎えに来てくれました。

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田舎町をぐんぐん抜けて、農場へ。

 

 

 

 

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フィンランドの南西に位置するポルボー。

農場のすぐ近くには入り江があり、海が見渡せました。

 

 

 

 

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変わりゆく景色を眺めているうちに、私たちの宿泊場所に到着!

(ホストの家とは別棟、宿舎のような大きな一軒家でした。)

 

 

 

 

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木造の家に、薪の暖炉。さすが森の国フィンランド

いかにフィンランド人が木と共に暮らしてきた民族かということが、すぐに感じられました。

 

 

 

 

 

 

「この村は、かつて林業造船業で栄えた村だったの。」

エミリアさん。

「この家のすぐ裏に、かつての造船工場があるわ。周りの森は、その木材を生産するために管理されていた森よ。でも80年代の産業革命をきっかけに、人が都市部に流れ込んでこの村の造船業も廃れてしまったの。

散歩して、家の周りを見てみるといいわ。」

 

 

 

 

というわけで、さっそく家の周りを散策。

 

 

 

 

 

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澄んだ森と海に出会えた、とっても嬉しい、滞在1日目でした。

 

 

 

 

 

 

*・゜゚・*:.。..。.:*・'・*:.。. .。.:*・゜゚・*

 

 

翌日。

私たちの一日は、牛の餌やりから始まりました。

 

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牛さんたち、ずっと小屋に入れられててかわいそう…外に出て遊びたいだろうに…

と思いきや、午後には農場裏の草原に放牧されていました。

 

 

 

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リラックスして、幸せそう!

 

 

 

 

 

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(ヤンネさんは、たまに現れてはボソッと、農場について色々なことを教えてくれた。)

 

 

 

 

 

「牛が草を食べて、草が育って、また食べて…。

牛が草を食べることが草の成長の循環を助けて、草原のCO2の取り込み量が多くなるんだ。

このフィンランドの伝統的な放牧の仕方は、環境にも寄与する、重要なことなんだよ。」

 

 

 

へえー、そうなんだ!

森だけじゃなくて、草原での牧畜も環境に良い影響を与えるとは知らなかった。

 

 

 

 

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こういうことらしい。

 

なるほどね!

 

 

 

 

 

 

 

エミリアさん、ヤンネさんの農場の周りには、大きな自然林もありました。

樹種多様な森。エミリアさん家族の所有林だそう。

 

 

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「一番大きな理由はランドスケープ(景観)のため。それと同時に、生物の多様性を守るため。

これは元々は人工林だったのだけど、自然林に戻したの。

私たちが手入れすることによって森が綺麗になって、いろんな虫や動物が住めるようになるから。

 

エミリアさん。

 

 

 

 

 

 

 

ここで一つ。

「森」にもいろんな種類があるということを説明します!

 

森の違いで、一目で分けられるものには、

単層林複層林とがあります。

 

 

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単層林は、主に木材生産を目的として人工的に植栽された森であり、

一方、複層林は、本来の森の姿に近く、生えている樹種も多くなり、生物多様性を高めると言われています。

(人工林も、複層にして色んな種類の木が生えるように手入れすれば、自然林に近いものにすることができます。日本でも現在、各地で人工林から複層林への転換が勧められています。)

 

 

 

 

 

フィンランドでは、季節になると森へ行ってきのこやベリーを採るの。そのためにも、森の中にいろんな種類の植物や木があることはとても重要。

 

 

 

 

 

なるほど。

日本にいると森に入る機会があまり無いから、森の状態を気にすることはあまりないけれど、ここにいる人たちにとってはもっと生活に密着したことなのかもしれないなあ。

 

 

 

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わ、ワイルドベジタブル。

ってなんだ…?

 

 

 

よく分からないまま、次の日、農場のインターンシップ生であるアイノさんに連れられて、私たちは森へ向かいました。

 

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ああ、ワイルドベジタブルって、野草のことね!

 

 

 

 

 

 

その後も森を巡って、この日は計3種類の野草を収穫しました。

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こうして手に入れた野草を使ったこの日のランチがこれ!

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そこらへんの森から採ってきたものがすぐに調理されて食べれるって、すごい!

 

 

 

 

 

 

それにしても、フィンランド人もこごみを食べるとは知らなかった…

 

 

 

 

 

「日本でも、わらびはよく食べます。茹でて、マヨネーズを付けて食べたりします。」

するとアイノさんは、驚いた顔をして「えっ!マヨネーズ!?新しいアイディアね。」と言いました。

 

 

 

(あ、新しいかなあ。笑)

 

 


フィンランドの人は昔から、森からの収穫物と深い関係を持って暮らしてきたの。

けれど現代の人は、野草をどう食べるかの知識がない…

どの草がたべれて、どの草に毒があって、どの草にどんな効能があるのか。

こういう知恵を受け継いで行くことはとても大切だと思う。」

と話すアイノさん。

 

 

 

 

 

なるほど。私も森の中に入ったって、どの草が食べられるかなんてあまり知らないなあ。

でもよく考えてみると、日本人だって山菜やキノコなど、山からの収穫物をよく食べる習慣がある民族だ。。

うーん。

あまり気にしたことはなかったけれど、日本人とフィンランド人の、森との関わり方って、本来は似てるのかもしれない。

 

 

 

 

 

 

 

ここでの滞在中、何度も森や庭に野草を摘みに行きました。

これらの野草は、この時期にたくさん摘んで乾燥させ、冬のために蓄えます。

野菜の採れない冬の時期の、大切なビタミン源になるといいます。

 

 

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野草摘みの時間は、とっても楽しかった!

太陽を浴びながら、手に触る草たちが少し冷たくて、たまに音楽を聞いたり、考え事をしたり…

 

この仕事だったら、タダ働きでも毎日2時間くらいやりたい!

と思えような楽しい作業でした。

これがお金を産むとかどうとかじゃなくて、必ずしも仕事としてじゃくっても、こんな時間が一日の中にあること自体が素敵。。。

そう思いました。

 

 

 

 

以上、1軒目のWWOOF滞在では、フィンランド人の生活に密着した森の姿を見ることができました。

 

 

 

そして牛が可愛かった❤︎

 

 

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フィンランド2軒目の滞在先は、Tornio(トルニオ)という町。

 

 

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なんとほとんど北極圏。そしてほとんどスウェーデン

ポルボーから、北へ、北へ。列車はどんどん進みます。

 

 

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トルニオに到着!

意外に寒くはなかったけれど、日没の遅さには驚きました。

 

 

 

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これは、5/17 夜22:09の外の様子。。寝る時間なのに、まだ明るいなんて変なの!

 

 

 

ホストは、約200匹の羊を飼育する農家、ライネさんと、奥さんのヤーナさん。

 

 

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ここの農場での私たちの主な仕事は、羊の餌やりでした。

朝晩と、麦の藁とシリアル、水、仔羊用にミルクをあげます。

 

 

 

 

羊はとっても好奇心旺盛な動物でした!

私が撫でても話しかけても、あまり怖がらない。

遊びたい盛りの仔羊ちゃんは、作の中をウロウロピョンピョン、けんかごっこをしてみたり、お母さんの背中に乗ってみたり。

 

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かわいい!

 

 

 

 

柵の隙間が広いので、仔羊ちゃんはしょっちゅう外に抜け出して他の柵へと遊びに行ってしまいます。

そんな仔羊ちゃんを元の部屋に戻すのが、羊追い犬、クライドの仕事の一つ。

 

 

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ほんとに賢い!

 

 

 

 

 

 

農場から2キロ先には、スウェーデンとの国境である川、クッコラコスキがどうどうと流れています。

 

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ゴツゴツした岩を縫って流れる急流は滝のよう。

 

 

 

この土地では、遡上してくる魚を網で採る漁が古くから盛んで、その伝統は今でも引き継がれています。

 

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(じゃなくって、魚の名前を。。。)

 

 

 

結局何の魚だったか、最後まで分からずじまい(笑)

 

 

 

 

 


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私が森に興味があると伝えると、ライネさんは喜んで自分の所有する森を案内してくれました。

農場から車で15分と少し離れた場所にあるその森は、主にモミマツから成る人工林で、ところどころには自然に生えた広葉樹がありました。

 

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「本当はもっと頻繁に見に来たいんだけどね…最近忙しっくって。。」

 

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「僕はどちらかというと全伐(広範囲を全て同時に伐採すること)には反対なんだけど…

でもよく見て。ここでも、ところどころに木が残っているだろう?

これが、生き物の住処となったり、生物多様性を保持するためには重要なことなんだ。」

 

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ライネさんの持つ森は、木材生産を目的とした人工林だけれど、そこに住む動物のこともよく考えて管理している。

そんな印象を受けました。

 

 

 

 

1軒目のホスト、エミリアさんの農場の周りにも人工林が多かったけど、そもそもフィンランドでは、どのくらいの割合が人工林なんだろう?

 

 

そのことについてライネさんに聞いてみました。

すると…

 

 

 

「うーん、そうだなあ。人工的に自然林に戻したりするから、どれを人工林と呼ぶかによって変わるけど、厳密に人の手が加わっていないものを自然林と呼ぶなら、フィンランドでは90%が人工林かな。

とライネさん。

 

 

 


えっ!フィンランドって、人工林がそんなに多いんだ!

 

 

 


ちなみに、日本では全森林のうち40%くらいが人工林です。

ここで、日本の人工林について少し。

 

 

人工林はいわば木の畑

日本の人工林のほとんどは、建築用途に適したヒノキカラマツアカマツクロマツエゾマツトドマツなどの針葉樹林からなります。

日本では戦後、木材の値段が高かった時代に、一斉に自然林から人工林への転換が行われました。

人工林の多くは、植栽後30年から50年を経過し、収穫期を迎えています。

しかし今では、木材の需要の低下と、外国から安価な木材が入ってくるようになった事で、日本の林業は衰退…

現在、本の森林は充分な手入れがなされず、荒廃が目立つようになりました。

https://www.shinrin-ringyou.com/ringyou/より一部抜粋

 

 

 

つまりこういうこと!↓

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この、日本の森の現状をライネさんに伝えました。

すると、彼からはこんな答えが帰ってきました。

 

「それは全く、フィンランドでも同じだよ。」

 

 

 

 

えっ。そうなの!?

 

 

 

 

生活様式の変化で、林業家が減った。それは世界のいろんな国で起きていること。

けれどもフィンランドでは、森をそのままで放って置かず、林業を健全に保ちながら生物多様性を高めるために、どのように森林を管理すべきかの議論が盛んに行われているんだ。

フィンランドでは、林業が重要な産業の一つであることに未だ変わりはないし、森は僕らにとっても、動物にとっても大切なものだからね。」

 

 

 

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「冬の間は特に食べるものがないから、こういうものを食べて生き延びているんだね。」

 

そっか。。

森は、木材を生産する場所である以前に、生き物たちの住む場所なんだなあ。

 

 

 

 

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フィンランド人は森の中でアクティビティをすることが大好きなんだ。スキーやハイキング、ベリー摘みやきのこ狩り。

その森が誰の所有かに関わらず、フィンランド人はどの森でも入って楽しむことが許されているって、知ってるだろう?この森も、僕が所有して管理しているけれど、この森を傷つけない限り誰でもここに来て森を楽しむことができるんだ。

 

 

 

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(ねえ、でもなんでいつもちょっと抜けてるの、フィンランド人。。)

 

 

 

人と動物、双方のことを考えた森の管理のあり方を学べたWWOOF滞在でした。

 

 

 

 

 

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フィンランドでの2軒のWWOOFが終わりました。

 

泥だらけになって体力的にもキツイ日があったけど、牛や羊が可愛かったからオッケー!

きれいな森にもたくさん出会えた。

 

 

 

 

 

 

ここフィンランドで私が学んだのは、

自然の多様性の大切さ、

そしてそれと共存する方法。

 

 

フィンランドは森の国」と聞いて、きらきら、さわやか、ただそこにあるだけで豊かな森…

そんな呑気なものを今までは想像していたけれど、実際、フィンランドでも人の手が入っている森がほとんどで、

だからこそ、フィンランド人は森や動物と共存していける環境づくりを懸命に試行錯誤していた。

 

 

 

 

 

 

そして、自覚しづらい事だけれど、実は日本もフィンランドと同じくらいに「森の国」。

そう気付かされるWWOOF生活だった。

 

 

 

国土の7割を占める森が今どういう状態なのか、ということを今一度知っておきませんか?

森は、ただ緑が繁っていれば健全というわけではありません。

そこにどんな種類の木が生えているのか、動物が住めるほどに多様性のある森なのか。

人工林も、若い木なのか古い木なのか、健全な手入れが施されているのか、手入れが行き届かずに荒れてしまっているのか。

よくよく見ると、森ごとに性格や状態が全く違います。

そして森は、人の手によっていい状態にも、悪い状態にも転換できます。

 

 

 

 

 

本の森の4割は人工林が占めていますが、日本の林業が今、衰退しつつあるのは事実です。

木材需要の低下と、外国から安い木材が入ってくるようになってから、国産材の売れ行きが悪くなり、木材の自給率も下がり続けています。

そのため、事実、日本の森でいま起こっている問題は、手入れが行き届いていない人工林が増えているということ。

 

 

 

 

2017年7月に西日本で起こった、豪雨による大規模土砂崩れを覚えていますか?

当時大学生だった私は、卒論調査のため栃木県内のある林業家さんにインタビューを行こなっていたのですが、彼は言っていました。「あれは半分人災だ。」と。

 

 

 

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画像:https://mori100s.exblog.jp/238647303/より

 

 

 

彼曰く、

「テレビの映像で見る限り、流れてくるのは樹齢50〜60年のスギ・ヒノキだよね。山の木が流れた。

私が思うにあれは半分人災だ。人工林として植えたところはどうしても根張りが悪くなるし、特に古い木が立っていると余計に脆くなって、一カ所崩れると全部崩れちゃう。

結局人工林は、伐って、植林して、って繰り返し手入れしていれば、ああいう被害は出ない。

でも今は木材の価格が安いから、先祖様が植えた木も、現代の人が伐らない。すると、ああいう雨でも被害が大きくなる。」

 

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森の民、日本人。

いま一度、日本の森について考えてみませんか?

 

 

 

 

 

 

ただの景色である以前に、森は、酸素やきれいな水など、私たちに様々な恩恵を与えてくれるものであり、それ以前に森は、たくさんの動物たちの生きる場所。

同時に、土砂災害を防いだり、二酸化炭素を吸収し地球温暖化を改善するためにも、とても重要な存在です。

 

 

 

 

そんな「森」に、私はこれからも関心を向けて行きたいと思う。

そして日本の森を豊かにするために私たちにできることはたくさんあって、

例えば家を建てる時に国産材を使うことは、資金を山に還元するということになり、日本の林業を活性化させ、人工林を健全に保つ手助けをするという点で、とても意味のあること。

そして、植林活動や、森の手入れを無償で行うボランティア団体も、実はたくさんあります。

 

 

 

 

特に有名なものでは、長野県信濃町に「アファンの森」という場所があり、これはウェールズ(現イギリス)出身の作家、C・W・ニコルさんという人方が日本の荒れた森を危惧し、自ら森を買い上げ、手入れを続けている場所です。

本の森、ひいてはC・W・ニコルさんに興味のある方は、このHPを少し読んでみて下さい。↓

 

 

 

 

 

このブログでも、これから、日本の森についてもっといっぱい伝えていきたいな…

 

 

 

 

 

 

 

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3ヶ月のヨーロッパ旅行も、残り1ヶ月を切りました。

6月は、ヨーロッパ周遊旅という当初の計画を変更して、ベルギーでWWOOFを2軒することに決めました!

明日6/3から1軒目のファームに行ってきます。

 

 

 

現在私がいるのは、ベルギーの首都ブリュッセル

今までいた北欧諸国と比べものにならないほど治安が悪くてビビってますが、笑

楽しんできます!

 

 

 

 

ではまた!

 

 

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世界が、喜びの涙で洗われればいい。

そしたらみんなで、雨やどりをしよう。

 

 

 

 

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